批評集団「大失敗」

「俺たちあくまでニューウェーブ」な批評集団。https://twitter.com/daisippai19

2019-01-01から1年間の記事一覧

大失敗のRadio-Activity 第三回(後半)「批評の歴史と『大失敗』」(ゲスト:松田樹)

第三回(後半) 大失敗のRadio-Activity前衛批評集団「大失敗」ニュース¥0 Podcastが開けない場合はこちらから。 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で…

大失敗のRadio-Activity 第三回(前半)「研究者が読む『大失敗』創刊号」(ゲスト:松田樹)

第三回(前半) 大失敗のRadio-Activity前衛批評集団「大失敗」ニュース¥0 Podcastが開けない場合はこちらから。 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で…

大失敗のRadio-Activity 第二回(後半)「二〇一九年を批評する」(ゲスト:松田樹)

左藤青です。第二回(後半)を更新しました。 Podcastからお聞きいただけます。 大失敗のRadio-Activity 前衛批評集団「大失敗」 ニュース ¥0 Podcastが開けない場合はこちらから。 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起…

大失敗のRadio-Activity 第二回(前半)「京都駅ビルのアンチ・モダン」(ゲスト:松田樹)

左藤青です。「大失敗のRadio-Activity」第二回を更新しました。 Podcastからお聞きいただけます。 大失敗のRadio-Activity 第二回(前半)「京都駅ビルのアンチ・モダン」(ゲスト:松田樹) Podcastが開けない場合はこちらから。 2018年に爆誕した前衛批評…

【第一回】大失敗のRadio-Activity「批評家の一年:赤井浩太の場合」

左藤青です。大失敗の新企画、「大失敗のRadio-Activity」第一回を更新しました。 Podcastからお聞きいただけます。 大失敗のRadio-Activity前衛批評集団「大失敗」ニュース¥0 Podcastが開けない場合はこちらから。 2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」…

新体制、大失敗ラジオ、通販再開

・はじめに 「大失敗」読者の皆さま、ご無沙汰しております。赤井浩太です。 今年五月の文フリ東京から今日にいたるまで、われわれ「大失敗」はあまり目立った活動をしてきませんでした。というのも、三人体制の運営だとひとりひとりに負荷がかかりすぎてし…

凝視と観察 ―― ジャン・ユスターシュ、あるいは凝視のあまりに/《ゲームの規則》、あるいは批評のレッスン ――

*本稿におけるジャン・ユスターシュについての伝記的記述とフィルモグラフィに関する記述、加えてユスターシュの発言の引用は、全面的に『評伝ジャン・ユスターシュ 映画は人生のように』(須藤健太郎著、共和国、2019年)に依拠している。ジャン・ユスター…

【時評】あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の成功を祝して

残念ながら「まともな分別」はもはや期待できなかった。二〇一九年度のあいちトリエンナーレが掲げている通り、「現代」は「情の時代」だからである(しかし「現代」とはいつからだろう?)。かくして、「表現の不自由展・その後」は鋭く現代を「批評」して…

「大失敗」、『情況』にインタビューを受けました

平素より大変お世話になります、左藤青です。 変革のための総合誌「情況」2019夏号特集 政治とは経済なのである謎の団体を解剖する! インタビュー/批評集団「大失敗」言論の自由こそ香港だ! 香港を支援する共同声明 and more...!7月17日発売お求めは全国…

『小失敗』Note配信開始

いつもお世話になっております、左藤青です。先月の文フリ東京で創刊号と併せて発売したおまけ雑誌『小失敗』ですが、会場で創刊号もろとも無事完売いたしました。 創刊号は現在増刷の準備中なのですが、ありがたいことに『小失敗』についても読みたいという…

加速主義と日本的身体 —柄谷行人から出発して

ここ数年、日本の言論界が今さら話題にしている思想「加速主義」や「暗黒啓蒙」に対して、私たちはある種の「もっともらしさ」や「既視感」を感じてしまった。……

(紹介)『大失敗』創刊号についてのご感想

いつもお世話になっております、「大失敗」左藤青です。一月の京都文フリと五月の東京文フリで無事『大失敗』創刊号を完売することができました。ありがとうございます。 様々な方からメールやTwitterその他様々な場所でご感想をいただいているのですが、そ…

「大失敗」のスタイル変革を要望する

※ 赤井浩太による報告記事 5月3日に行われた『機関精神史』主宰・後藤護氏と赤井浩太によるトークイベント(『令和残俠伝 ー止められるか俺たちを』)は盛況に終わり、東京文フリで売られた『大失敗』も完売という形で終わったことは喜ばしいことである。し…

大失敗、東京遠征編

どうも、赤井浩太です。こういった報告記事の類いはたいてい左藤がやってくれるのですが、いま彼は国にお金をねだるための書類作りで忙しいので、今回はぼくが担当します。 さて、GWでした。われわれ「大失敗」は初の東京遠征だったのです。トークイベント「…

「令和残俠伝」プログラム

「大失敗」運営の赤井浩太です。 5/3のトークイベント・プログラムを発表いたします。 当日は御来場の皆様にお会いできることを楽しみにしています。 どうぞよろしくお願いいたします。 令和残侠伝―止められるか、俺たちを― 概要 後藤護(機関精神史)と赤井…

「令和残俠伝」開催ならびに『小失敗』販売のお知らせ

みなさま、ご無沙汰しております。左藤青です。本日は二つほど告知させていただきます。ゴールデンウィーク中の『大失敗』についてです。 令和残俠伝(5月3日) 前衛批評おまけ雑誌『小失敗』 (5月6日) 令和残俠伝(5月3日) 来るべき5月3日、元号が変わっ…

資本主義の光 ——マイケル・マンの光

「家族」の問題をあぶり出すだけでは、マイケル・マンの資本主義の問題を取り扱うには不十分である。マイケル・マンを取り扱う際にマーク・フィッシャーが見落としているのは「夜景」を彩るビルディングの明かり。つまり「光」の問題が抜けているのだ。

松坂牛の天皇——天皇制と脱構築(後編)

だから--これは非常に残念なことなのだが--、はっきり言えば、「脱構築」が安倍政権を打倒することはないだろうし、天皇制を目に見える仕方で解体することもないだろう。それは喫緊に、差し迫った問題を、すぐさま、有効に、プラグマティックに、目に見…

松坂牛の天皇——天皇制と脱構築(前編)

「昭和」から「平成」へ、かつてあったはずのあの切断についても、これから生じることになるあの切断についても、それ自体ひとつの「配列」以外のなにものでもないことが意識されなければならない。(拙稿「昭和の終わりの『大失敗』」、『大失敗』創刊号、…

『大失敗』創刊号、通販開始!

お久しぶりです、「大失敗」左藤青です。 この一ヶ月ほど、「大失敗」運営三人が多忙のためほとんど身動きできない状態だったのですが、ついに創刊号の通販を開始することとなりました。 『大失敗』創刊号は、京都文フリ後も赤井と左藤の手売りを中心に少し…

「大失敗読書会」開催!

「大失敗読書会」は、「大失敗」運営の三人がそれぞれ選んだ本を順番に読んでいく形式で行います(二週間に一度〜月一、スカイプで実施)。対象は小説・評論・哲学などなんでもありですが、内容のテーマや問題意識などが、それとなく前回とつながるようにな…

京都文フリ終了/今後の予定

1月20日にみやこめっせで行われた文フリ京都でしたが、無事終了いたしました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました! 赤井浩太、初サイン!! pic.twitter.com/W2JitzrmDu — 前衛批評集団『大失敗』 (@daisippai19) January 20, 2019 ありがた…

『大失敗』創刊号 巻頭言(左藤青+しげのかいり)

二〇一九年一月二〇日発売の『大失敗』創刊号、巻頭言の「《現実≠現在》へ もうひとつの〈前衛〉と「大失敗」のために」(左藤+しげの)です。

鈍刀(ひらがな)を振るうー赤井浩太について

daisippai.hatenablog.com 昨日、わたしの友人である赤井浩太さんが『すばるクリティーク賞』なる賞を受賞しました。これはたいへんめでたい事です。賞のなまえが県名の後に「情報」とか「クリエイティブ」とかつけさえすれば大学の名になるとおもっているバ…

「大失敗」運営の赤井浩太が「すばるクリティーク賞」受賞!(赤井によるコメント付)

「大失敗」運営の赤井浩太がこの度、「日本語ラップfeat.平岡正明」ですばるクリティーク賞を受賞しました。

「大失敗」これまでの歩み、ブログ記事まとめ(2018.9〜2019.1)

こんにちは、「大失敗」運営の左藤青です。 繰り返しお伝えしていました通り、ついに『大失敗』本誌の発売が一月二〇日にせまっていますが、ブログ立ち上げ以来(宣伝のために!)書いてきた記事の主要なものをまとめておきます。発売までに各自予習しておく…

【時評】抽象化の悪と「想像力」のゆくえ ——磯﨑憲一郎による落合陽一・古市憲寿批判

僕は小説家・磯﨑憲一郎を尊敬しているし、氏の作品が好きである。「批評」を標榜している割には、とりわけ小説の類をそんなに読めていない僕にとって、端正で執拗なまでの具体的描写と、時には突飛な場面転換が持ち味の磯﨑の作品は数少ない愛読書であり、…