大失敗のRadio-Activity 第五回「赤井浩太の必勝すばるクリティーク講座」
第五回
2018年に爆誕した前衛批評集団「大失敗」がラジオにも進出。日本や世界で起きている様々なアクチュアルな出来事について、赤井浩太と左藤青で語っていくひとつの「アクティヴィティ」です。
日本の文芸誌の評論部門の賞で特に大きなものといえば、「群像新人賞」と「すばるクリティーク賞」ですが、2020年はどちらの賞も受賞者なしということで、「不作」の年でした。
そこで今回は、批評家志望の皆さんに向けて、第二回すばるクリティーク賞受賞者である赤井浩太「先生」が、どうすれば賞を取れるような評論が書けるのか、そしてそのためにはどのようにして本を読んでいくべきか、「通信教育」でレクチャーしていきます(ゲストは中上健次研究者の松田樹さん)。
そのためには、とりわけ、『群像』と『すばるクリティーク』の審査委員たち(『群像』が東浩紀、大澤真幸、山城むつみ、『すばる』が大澤信亮、杉田俊介、浜崎洋介、中島岳志)が応募作を批評する際の基本的な傾向を把握しておくことが大事です(傾向と対策)。
それぞれバラバラの思想的な背景を持つ彼らですが、その読解にはある一定の「手癖」(クリシェ)があります。これは、現在の「批評」界隈の性質を知り批判的に見つめつつ、そこに介入することに他なりません。
「批評はみんなでやるもの」すなわち「受験は団体戦」ですので、今後も頑張っていきましょう。
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パーソナリティ:赤井浩太、左藤青、ゲスト=松田樹(神戸大学)
編集・写真・BGM:左藤青